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非常用トイレを備えている家庭は3割以下|240回分を買って、娘と1袋だけ開けてみました

非常用トイレを備えている家庭は27.5%|stooleを240回分購入 断捨離・暮らし
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最近、地震や豪雨のニュースを見る機会が増えました。
断水した地域の様子を見て、今の備えでは全然足りないと気づいたので、非常用トイレを買い直しました。
そして届いたその日に、1袋だけ開けて小1の娘に使ってもらいました😌

きっかけは「トイレを我慢できない」と気づいたこと 🚻

我が家には、以前から非常用トイレを20回分ほどトイレの棚に置いていました。備えたつもりでいたのですが、いろいろ調べてみて、その量では話にならないと分かりました。

調べていて印象に残ったことが3つあります。

① 水道の復旧には、思っている以上に時間がかかります

2024年の能登半島地震では、最大で約11万戸が断水しました。石川県内で断水がほぼ解消したのは5月末です。地震が起きたのは1月1日ですから、およそ5か月かかったことになります。

当初は3月末の復旧を目指していたものの、道路の状況が悪くて漏水箇所の特定が進まず、2か月ほど後ろにずれたそうです。山間部などでは、さらに長引いた地域もありました。

一般に、電気は比較的早く復旧します。それに対して水道は時間がかかります。そして水道が止まっている間、トイレは流せません。

② 食べ物は我慢できても、トイレは我慢できません

水や食料は、多少なら量を減らして耐えられます。配給が届く可能性もあります。

でもトイレは違います。1日で必ず必要になりますし、量を減らすこともできません。しかも自宅にいる限り、自分で処理するしかありません。

③ 備えている家庭が、かなり少ないと知りました

内閣府の「防災に関する世論調査」(2025年8〜9月実施)に、家庭で3日分以上備蓄している人の割合が出ています。

備蓄しているもの3日分以上ある人の割合
飲料水69.8%
食料品59.7%
衛生用品38.7%
携帯トイレ・簡易トイレ27.5%

飲料水は約7割の家庭が備えているのに、トイレは3割に届きません。一番我慢できないもののはずなのに、一番備えられていないという結果でした。

私も20回分で満足していたので、人のことは言えません。ただこの数字を見て、優先順位を間違えていたと思いました。

買ったのは、スツーレの非常用トイレ 240回分 📦

stooleの非常用トイレ120回分の箱
120回分の箱。これを2箱そろえました

スツーレ(stoole)の非常用トイレを選びました。個包装で1回分ずつ取り出せるタイプです。120回分の箱を2箱、合計240回分そろえました。

  • 耐用年数15年以上の凝固剤
  • 凝固剤は7g/1回分で、30秒で400mlをゲル化
  • 排便袋は0.03mm厚のグレー。中身が透けない色
  • 抗菌・消臭成分入り
  • 1袋の中身は凝固剤+排便袋。別にトイレカバー兼処理袋(黒)が付きます

袋は2種類あります。便器に直接かぶせるのが黒い袋で、実際に用を足すのがグレーの排便袋です。グレーなのは、ゴミ捨て場に出したときに排泄物だと分からないようにという配慮だそうです。黒だといかにも、という感じになるので、ここは細かいけれど気が利いていると思いました。

箱の大きさも測ってみました

備蓄品は、まとまった量を備えると意外に場所を取ります。買ってから置き場所に困らないよう事前に置き場所の想定をしておくことが大切です。

この記事を読んでくださる皆様の参考になればと思い、120回分の箱1つを実測しました。

  • サイズ:横31cm × 奥行18cm × 高さ25cm
  • 重さ:約4kg

我が家は2箱なので、この倍のスペースと、重量合計は約8kgになります。押し入れの一角やトイレの棚など、取り出しやすい場所に置けるかどうかを先に考えておくといいと思います。

2箱の向きを変えて横に並べれば、一般的な3段カラーボックス(内寸:幅約39cm × 奥行約27.5cm × 高さ約27.5cm)の1段に置ける計算です。ただし、箱の奥行きが約31cmになるため、前に約3.5cmはみ出します。カラーボックスの内寸は商品によって異なるので、購入前に確認してください。

我が家の保管場所と、浸水が心配な家での分散保管

我が家は周辺より少し高い位置にあり、家の前も外に向かって斜面になっています。1階まで水につくことは限りなく低いと考え、240回分の大部分は1階の階段下収納にまとめて置いています。

そのうち20回分ほどはトイレ内の棚に置き、すぐに使えるようにしました。

ただし、浸水する可能性がある立地なら、すべてを1階に置かず、1階と2階に半分ずつ分けて保管するのがよさそうです。災害の種類によって取り出せる場所が変わるため、1か所に集中させない方が安心だと思います。

個包装は外出用バッグとランドセルにも

1回分ずつ個包装でとてもコンパクトなので、2個ほどは普段の外出用バッグに入れている防災ポーチへ移しました。子どもたちのランドセルにも、万が一に備えて1個ずつ入れておくことにしました。

大箱で備蓄するだけでなく、家の中・外出用バッグ・子どもの持ち物に少しずつ分けておけるのは、この商品の使いやすい点だと思います。

届いたその日に、1袋だけ開けてみました ✨

stoole非常用トイレの個包装パッケージ
1回分の個包装。この状態で保管します
個包装を開けた中身。凝固剤と袋
個包装の中身は、凝固剤とグレーの排便袋。トイレに直接かぶせる黒い袋は別に付いています

箱を開けて、そのまま棚にしまってしまうと、たぶん一生使い方が分かりません。240回分あるうちの1袋だけ練習に使うことにしました。

「地震のときの練習だよ」と声をかけたら、小1の娘が自分がやると率先して名乗り出ました。なんだかワクワクした様子で、嫌がるかもしれないという私の心配は完全に外れました。

子どもにとっては、防災の練習もちょっとしたイベントのようです。深刻な顔で教えるより、この空気の方がずっと身につく気がします。

正式な使い方と、今回試した方法 📝

本来の使い方

  • 便器にトイレカバー(黒い袋)をかぶせる
  • その上に排便袋(グレー)をかぶせる
  • 用を足したあと、凝固剤を入れる
  • 排便袋だけを縛って取り出し、処分する

黒い袋を残しておくことで、便器を汚さずに繰り返し使えます。二重にすることで衛生的に処理できる、という考え方です。

今回やってみた、簡易的な方法

我が家では黒い袋を省きました。理由は単純で、お試しのために便器の水がついた袋を処理するのが面倒だったからです。

代わりに、排便袋を和式トイレのような形に床に置いて使ってもらいました。娘は難なくできていました。

⚠️ これは正式な使い方ではありません。真似される場合は、商品の説明書を必ず確認してください。
ただ実際の災害時にも、便器がない場所で使用する可能性もあると思うので、こういう方法もあると知っておくのは無駄ではないはずです。

使ってみて分かったこと ✅

排便袋が、思ったよりしっかりしていました

一番の発見はここでした。薄いポリ袋のようなものを想像していたのですが、実際は厚みがあって、扱っていて不安がありません。0.03mm厚という表記どおりです。

床に置いて使っても破れる気配がなく、縛るときも安心感がありました。ここが頼りないと本番で困るので、確認できてよかった点です。

臭い漏れはどうだった?1週間置いて確認しました 🔬

使用済みの袋を縛って、トイレの隅にそのまま置き、経過を確認しました。

使った当日の時点では、臭いはまったく気になりません。商品ページには、日本食品分析センターの調査として「3大悪臭源を24時間で根絶」「大腸菌・黄色ブドウ球菌を1週間抑制」と書かれています。

【追記】1日経過した時点の様子

1日経った時点では、トイレに入ったときに「臭う」と感じることはありませんでした。ただ、袋に顔を近づけて直接嗅ぐと、若干の尿のにおいはします。まったくの無臭というわけではないようです。

【追記】1週間置いたあとの様子

そのまま1週間置いてみましたが、状態に特に変化はありませんでした。トイレの部屋全体に臭いが充満するようなこともなく、普段どおり出入りする分には気になりません。

袋に顔を近づけて直接嗅げば、かすかに分かるかもしれない、という程度でした。今回の使用条件では、1週間トイレ内に置いても、部屋の臭いに困ることはありませんでした。

温度や湿度、使用量などで結果は変わると思いますが、災害時にゴミ収集が止まり、数日間家の中で保管する場合を考えるうえで、ひとつの目安にはなりそうです。

何回分あればいいのか 🧮

1人1日5回で計算するのが目安とされています。我が家は3人家族なので、こうなります。

日数3人に必要な回数
3日45回
1週間105回
10日150回
2週間210回

以前置いていた20回分は、3人だと1日半でなくなる量でした。備えていたつもりでしたが、まったく足りていませんでした。

能登半島地震で断水が5か月続いたことを考えると、1週間分でも心もとない気がします。我が家は240回分にしたので、3人で16日分の計算です。それでも5か月には遠く及びませんが、置き場所にも限りがあるので、まずは2週間分を目安にしました。

おわりに 🌱

箱を開けずにしまっておくと、たぶん本番で使えません。240回分のうちの1回を練習に使うだけで、「やったことがある」状態になります。惜しくない投資だと思います。

娘が楽しそうにやってくれたので、我が家では拍子抜けするくらい簡単に終わりました。防災の話は重くなりがちですが、子どもと一緒だと案外あっさり進みます。

同じように「備えなきゃ」と思っている方の参考になれば嬉しいです。

※統計は内閣府「防災に関する世論調査」(2025年8〜9月実施)、断水の状況は報道をもとにしています。商品の仕様は2026年9月時点のものです。

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